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企業情報

会社名 KAICO株式会社
代表者名 大和 建太
所在地 〒819-0388 
福岡県福岡市西区九大新町4−1
URL http://kaicoltd.jp
メールアドレス yamato@kaicoltd.jp

登壇内容

タイトル 九州大学カイコによる難発現性タンパク質の医薬品・試薬への事業展開
登壇日 2019.01.23
事業区分 バイオテクノロジー
目的 資金調達 / 販路拡大
キャッチフレーズ 九大カイコによるタンパク質の研究開発・生産
事業概要 弊社は、2018年4月九州大学発のベンチャー企業であり、九州大学が保有する特殊なカイコを用いたタンパク質生産技術に、タンパク質機能亢進技術を応用し、難発現タンパク質を生産し医薬品・診断薬・試薬を開発するビジネスを展開しています。
新規性 ・カイコ・バキュロウイルス発現系を用い、他の発現系では産生し難かったり、発現量が少ない組換えタンパク質の量産化を実現する。
・組換えタンパク質の生産方法には大腸菌・酵母・動物細胞など各種あるが、カイコ・バキュロウイルス発現系は97−98%の確率で目的のタンパク質を生産でき、そのうち5%はカイコでしか生産できないものや、カイコでの大量生産に適しているものになる。
・カイコ・バキュロウイルス発現系はカイコ1頭がバイオリアクター*であり、スケールアップが容易である。
・九州大学は文部科学省ナショナルバイオリソースプロジェクトのカイコ系統保存機関であり、世界唯一保有系統の中には標準系統より高発現な系統や発現困難であるタンパク質を発現可能とする系統など存在する。
・100年近く交配記録(血統書)が管理された約450近交系を保有し、宿主として均一性、安定性を担保できる。
・カイコ入手と飼育ノウハウがないため、カイコ発現系による商品開発はアクセスし難いものとなっているが、弊社の生産プラットフォームで医薬品メーカーや研究者が身近・手軽に利用頂き、多くの開発パートナーと新しい医薬品の開発を進めて行くことを目指している。*:生物反応装置