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企業情報

会社名 株式会社ジラフ
代表者名 高井 良和
所在地 〒8000213 
福岡県北九州市小倉北区大畠3−2−11
URL http://www.05.alphatec.or.jp/~giraffe/
メールアドレス

登壇内容

タイトル コンニャクマンナンを用いた機能性新素材の開発
登壇日 2000.02.16
事業区分 生活文化・生活支援・アミューズメント
目的 資金調達 / 販路拡大
キャッチフレーズ めざせシリコーンの代替品
事業概要 弊社の開発商品「クイックモデル(型とりマン)」は、シリコーンの代替を目指しております。一般に型とり材とは、シリコーンや海草系成分でできたもの等があり、複製品をつくる時に使用されます。使用方法は、型とり材を練り合わせ、流動性のある間に型をとりたいものを入れ、固まってから抜き取り、その跡に石膏や、樹脂等を流しこんで固め、複製品を作るという手順が一般的です。歯科医院で、歯型をとる時にも使用されています。
 弊社が開発した「クイックモデル」は、コンニャク粉を主成分とし、他成分も食品と食品添加物でできております。そのため、使用後は生ごみとして処分でき、人体に使用する場合も安全です。固まる時間は約2分です。使用方法も、粉に液を加えて振る(シェイクする)だけで、簡単です。工作用、ホビー用としてご家庭で使用するのに適しております。また、産業用として現在開発中です。
新規性  従来の型取りとしては、ほとんどシリコーンが使用されておりますが、長期変質しない化学物質は、使用後は環境汚染物質となります。 このことを防ぐため、製品だけでなく、製造工程においても自然分解可能な材料を使用すれば、環境汚染を防ぐ大きな意義を生み出す。大量生産工程で行われてきた産業廃棄物に由来する環境汚染を軽減するために、弊社の技術が少なからず貢献します。 
 「クイックモデル」の最大の特徴は、「安全性が高い」「廃棄処理が容易」「硬化時間が最短2分と短い」「離型剤不要」という点に高い評価を受けた。また、生分解性素材であるコンニャクマンナンの産業資材への実用化開発は見当たらず弊社の研究開発が最初であり今までにない機能性新素材です。
 構成は、コンニャクを主成分とする粉剤、水酸化カルシウムを硬化剤とする液剤から成り、使用方法は常温で粉剤と液剤を密閉容器中で振とう混合し、半流動状態で型とり対象物を入れ、ゲル化した後対象物を取り出しメス型を得ます。さらに、メス型に注型材を充填し固化、対象物の複製を得る。応用例として九州工業大学での超高速衝突実験衝突破片(スペースデブリ)のキャッチヤー材として、T自動車㈱での試作車部品フ型とり用、T化成㈱でのオーダーメード靴製作足型とり材、等が挙げられます。この他に多数の企業から金型の型とり用として打診があります。